どれくらいぶりだろう
故郷の景色を描きました。
隠岐島に魅せられ、たまたま僕の絵を知って下さった方からリクエストをいただき
改めて新鮮な思いで描かせていただきました。


この場所の記憶を辿るように、大地をたゆたうように海へ消失して一体化していくようなイメージを絵の具に乗せていきます。
ですから、厳密に言えばこの絵の中にしか存在していない風景なのですが、
故郷のこの場の持つ普遍的な摂理というかパワーのようなものの上に成り立つものであることは事実です。

冬は北風と激しく日本海の波が打ちつけるこの場所
夏の静寂な夜には、天の川や無数の星々が空から降るように見えた記憶があります。

宵闇の水平線に灯る漁火の灯りは宇宙から見ると星のように輝いているそうです。
一つ前の投稿「星が見たくて天文台へ」ともどこか繋がります。