
今や宇宙望遠鏡からの映像で我々のいる銀河の遥か彼方までの画像を見ることができる時代ですが、
自分の目で宇宙の星々を見てみたいと、兵庫県の佐用町にある西はりま天文台に行ってきました。
昼間と夜の観望会、それぞれ別の日に二度足を運びました。
夜の部は7時半から9時で宿泊施設もあり、一般への公開用としては世界最大級の望遠鏡で星々を見ることができます。
資料によると14億光年の彼方の星を見ることも可能だとか。
満月で空が明るすぎてアンドロメダ銀河は見れませんでしたが、いくつかの印象的な星を見ることができました。


このように満月のため明るすぎたのですが、雲が少なかったのが幸い。

二つの星は夜空の宝石と言われている白鳥座の白鳥の嘴のところの星、アルビレオです。実際にはもっと綺麗な色で輝いていたのですが、スマホに写っただけでもラッキーでした。普段は写真を撮ることはNGなのですが観覧者が少なかったので特別に撮らせていただきました。
二つの星は肉眼では一つの星に見えますが
こうやって望遠鏡で拡大するとオレンジ色と青白い光の別の二つの星。
かつて二つの星は近くにあって回りあっていると思われていたようですが、
小さく青白く見えている星はオレンジ色の星から更に60光年遠くにあり大きさもはるかに大きいことが判明したのは意外にも2000年台に入ってからのようです。
ちなみに僕の好きなパンの名前はアルビオレ。

お馴染みの土星。2024年は地球との位置関係で輪っかが水平になり一時的に見えなくなると。
この写真もブレブレですが実際はくっきり見えて神秘的なオレンジ色に輝いていました。

この月明かりがねえと言いながら見た月のクレーター、月は三日月の時の陰影がベストとのこと。

他に、モヤっとした微粒子の集まりのようなM15星団なども印象的でした。

すっかり天体頭になったせいか岩と自分の影すら銀河に見える。

2022年に描いた「天体時計のある風景」です。プラハの街で見た天体時計がこの絵を描くきっかけに。
ガリレオやコペルニクスがいて地動説から天動説へと変わリゆく時代に思いを馳せるのも好きです。

庭の花たちも星のように輝いています。

新たに植え込んだ花たち。これも僕にとっての天体!