始まってからのお知らせになってしまいましたが、ながの東急百貨店での個展が始まりました。
-Eden-魚谷 洋油彩画展
会期:2021年6月10日(木)〜16(水)
会場:別館ジェルシェ4階 美術サロン
三つの新作を紹介します。

こちらの作品、自分の中では「春の門」という副題を付けています。この門は実在はしませんが、ヒントになったのはプラハを旅した時に街の至る所で目にした古い建物の出入口の装飾です。そして、この絵を描き始めた頃、冬越しをした我が家の小さな花壇の花々が次々と咲き誇り、まるで魔法にかけられたかのような春風のイリュージョンを感じていました。何か特別な行事はなくても、全てが祝福されているように思えてしまいます。この門はそれらがくぐり抜けてくる、時の門なのかも知れません。

言わずと知れたエデンのイヴです。グレーイッシュなピンクの色味に重きを置いた絵です。今の私のイメージ浮かんできたイヴの姿です。創世記という物語の世界を楽しみながら描けたのかなと思っています。

Eden シリーズを描き始めるにあたり、一番最初に描いた絵です。特に目に見える入り口はありませんが何しろエデンそのものが実在しない場所なので、さりげなくどこにでもありそうなちょっとした光景と行った感じです。エデンの入り口って意外と仰々しくないのかも知れませんね。ピンクの蛇のしっぽ見えますか?この蛇が案内人です。蛇の後について行って見て下さい。
さて、明日の朝新幹線で長野に向います。土日の二日間会場にいます。長野はもう30°を越えているとの知らせがありました。少し涼しい格好で行こうかなと思っています。